第79章彼女は彼の女にしかなれない

「おまえは誰だ? これはスミス氏の命令だ。それに、何をしているつもりだ?」

マイロは上司の指示に従い、ジェームズを守り抜くと腹を括っていた。

だからこの瞬間、彼は必死にジェームズをかばっていた。

「この女とグルなのか? ちょうどいい、共犯者が見つからなくて困ってたんだ。警備員、二人とも連れて行け!」

マイロが手を振ると、警備員がすぐさま駆け寄ってきた。

ダニエルは深い眼差しでジェームズを見つめ、冷えた嘲笑を口元に浮かべた。

「ジェームズ、ずいぶん肝が据わってるじゃないか。俺がここに立っているのに、俺を捕まえるつもりか?」

「ダニエル、そういう意味じゃない!」

ジェームズはそんな...

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